« きょうはなんのひ~粋なプレゼント | Main | ブタ飼い王子~垣間見られる男のいやらしさ »

January 05, 2008

魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園

 翻訳者が村上春樹だということで手に取りましたが、モノクロの絵が不思議な雰囲気をかもし出しています。著者は彫刻もやっているようで、なるほど絵の感じが彫刻を思わせます。

 ミス・へスターに留守の間犬の世話を頼まれたアラン少年。ところがその犬、フリッツは家の中のものはなんでも噛みまくる大変ないたずらっ子。散歩に連れていくようにしきりにせがむので、しぶしぶ外に連れ出すと綱をぐいぐい引っ張って行って、こんな看板のある庭園の前に。

 ぜったいに、ににどんなことがあっても、犬を庭園の中に入れてはいけません---引退した魔術師アブドゥル・ガサツィ

 フリッツはどんどん庭園の中に入ってしまいました。さあ、大変魔術師に見つかる前にフリッツを探し出して連れて帰らなければ・・・

 ところが魔術師に見つかってしまいます。アランはもしかして犬が迷い込んでこないかと魔術師に尋ねます。魔術師は犬のいるところへ案内してくれます。でも、そこにいたのは犬ではなくアヒルたち。魔術師は犬が大嫌いで我慢がならないため魔法でアヒルに代えてしまったというのです。

 アランの足元にまとわりついてきたアヒルがフリッツだとわかり連れて帰ろうとします。ところがフリッツ=アヒルはアランの帽子を銜えると風に乗ってどこかへ飛んでいってしまいます。唖然とするアラン。それでも何とかことの成り行きをミス・へスターに伝えなければなりません。

 奇想天外な事の顛末をミス・へスターに語り終えた時、アランの足元にフリッツが・・・

????最後には大きなクエスチョンマークが後に残ります。なんとも摩訶不思議なお話です。正直どうレビューを綴っていいのかわからない。なのに何故か頭にこびりついてしまった1冊です。

|

« きょうはなんのひ~粋なプレゼント | Main | ブタ飼い王子~垣間見られる男のいやらしさ »

Comments

村上氏の訳本ほうは読んだことがないのですが、旧版の絵本がはじめて読んだオールズバーグだったような気がします。
「ジュマンジ」を借りるつもりが、なくて、同じ作者だからと思って借りたのですが、すっかり絵のとりこになりました。
あの庭のの雰囲気、素敵です……と思い出しつつ、旧版が古書で高値で買わずにいたまま、新版も買いそびれています。
今度村上氏の翻訳で読んでみたいと思っています。
ことしもよろしくお願いします♪

Posted by: kmy | January 08, 2008 at 01:25 PM

kmyさん、あけましておめでとうございます。

『魔術師ガザージ氏の庭で』は読んだことありませんが、ちょっと興味を惹かれます。あの絵にハルキ節はなんとなくミスマッチな気がするので・・・

絵だけでも不思議な雰囲気を醸し出している絵本ですね。

今年もどうぞよろしくお願いします。

Posted by: ぴぐもん | January 09, 2008 at 05:39 PM

丁度図書館で借りたいと思っていた本です!
前回図書館に行ったときは貸し出し中で借りられなかったので、明日また借りに行く予定。

オールズバーグの絵本は年末に「ジュマンジ」と「急行“北極号”」を初めて読んだんですが、独特の世界観と美しい絵に興味を惹かれています。
どちらも映画化されて、DVDも借りてきました。

ファンタジー系大好き人間にはたまらない作者です。

Posted by: ゆずしちみ | January 12, 2008 at 12:22 PM

そうか!あの「急行”北極号”」と同じ作者だったんですね。ふむふむ。幻想的だけど、なんとなく恐さがあってそれが魅力かな?なんて思います。

ファンタジーといえばAmazonさんは「ハリー・ポッター」が好きな人はあらゆるファンタジーが好きだと勘違いしていろんなファンタジー奨めてくれるんだけど、なかなか読みたいものがありません。

Posted by: ぴぐもん | January 12, 2008 at 08:07 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/90036/17587894

Listed below are links to weblogs that reference 魔術師アブドゥル・ガサツィの庭園:

« きょうはなんのひ~粋なプレゼント | Main | ブタ飼い王子~垣間見られる男のいやらしさ »