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April 17, 2007

わたしのおうち~きょうだいのふしぎ

 段ボールで自分のおうちを作ったわたし。窓を作り、ドアを作り壁に模様を描いたら、あららおとうとが落書きしてしまった。弟はお手伝いしているつもりなんだけど、お姉さんとしては邪魔されているみたい。おとうとかいじゅうから逃れるため段ボールのおうちを外に持ち運びます。

 ダンボールのおうちの中でひとり過ごすわたしのところに、いろいろな動物達が遊びに来てくれます。お茶を飲んだり、お話したり、いっしょに遊んだり。そして最後にやってきたのは・・・

 

 おとうとが家からおやつを持ってきてくれます。二人で仲良くおやつを食べました。

 私は三人姉弟の一番上。一番上の子ってなんだか損な役回りですよね。一番上の子というのは生まれてきたときはひとりっ子。両親の愛情も○○家の子どもとしての地位も独占していたのに、ある日いきなり妹だの弟だのといった存在が現れ○○家の子どもとしての特権を共有しなければならない。妹や弟は可愛いのだけれど、時にはちょっとうざい存在でもあるのです。

 面白いことに一番上の子ほど、きょうだいの枠から飛び出したい願望が強いようです。妹や弟は兄や姉と同じ部活に属したり、同じ高校に進学することにそんなに違和感がないみたいです。ところが兄や姉は「私の属してる社会に入ってこないで」と自分の世界へのきょうだいの介入にちょっぴり不快感を覚えたりします。このお話の女の子もまさにそんなきょうだいから離れたいモードなんですね。

 私には性格が全然違う妹がいて、私は頑固で誰が何と言おうと自分のペースを貫く、まあちょっとお変人。妹は社交的で常に周りに気を配り、常に大勢の人と上手く付き合っていく、悪く言えばちょっと八方美人。私は常々彼女とは他人だったら友達にはならなかったんじゃないかと思うんですよ。きょうだいであるからこそ、そんな真逆なキャラでもすんなり付き合えてしまう。本当に不思議だなと思います。

 いっとき、きょうだいの枠から逃れてひとりの世界にひたった女の子。最後はやさしいお姉さんに戻っておとうとと過ごす。山脇百合子さんの絵がほのぼのと暖かい1冊です。

  関連過去ログ
    てぶくろ~おうちごっこの楽しみ
    そらいろのたね~ひとり占めはわるいこと?


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Comments

兄弟 姉妹の性格って ありますよね。
うちの子供を見ていると、下の子はお姉ちゃんが大好きで、することなすこと 同じ事をしたい。
でも、姉の方は そっけなくて。
わたしは三姉妹の真ん中なので、どちらの気持ちもわかります。
ひとりになりたい願望がとても強いのに、いつも誰かといたい矛盾。
それにしても、こんな おやつを持ってきてくれるような弟がほしいわ!

Posted by: noel | April 17, 2007 at 11:41 PM

真ん中の子ってどこの家でもしっかりしてますよね。どちらの立場も経験しているから要領がいいんだと思います。ただ甘えづらい立場にあるみたいですね。きょうだいの何番目に生まれてくるかによって多少人生変わるかもしれませんね。

Posted by: ぴぐもん | April 19, 2007 at 12:52 PM

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