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December 04, 2006

映画:ナルニア国物語第一章

 ストーリーは原作にほぼ忠実で背景も動物たちのCGも見ごたえありました。一面の雪景色も雪が溶けて大地が青々と広がってる様はとっても綺麗でした。ただ、ひとつ難をいえばアスランがイマイチ。迫力にも威厳にも乏しく、なんとなく黄昏たライオンでした。

 原作よりも子ども達のキャラがはっきりして物語展開が面白かったように思います。本で読むとベベンシー家の子ども達はとってもいい子なんです。映画でも勿論いい子たちでしたが、兄弟げんかのシーンがところどころ出てきて原作よりも兄弟として自然な感じです。ピーターとエドモンドが反発しあうのは原作に同じですが、意外と目についたのがピーターとスーザンの意見の対立。原作のスーザンはもう少しおとなしい印象ですが、映画のスーザンはかなりしっかりしています。

 ピーターの迷いも印象的です。ナルニアの平和も大事だけど、兄として妹や弟を無事もとの世界へ帰してやろうとする気持ちも共感できますし、いきなり大軍の指揮をとる破目になり躊躇する気持ちも肯けます。そうですよね、もとの世界では制服着て学校は通っているようなほんの子どもなんですから。原作の単純明快熱血少年にはなかった味わいがあってよかったです。

 アスランの処刑シーン(リンチシーンといったほうがいいのかもしれない)は思ったよりも怖くなくてほっとしました。作り手によっては、あのシーンは物凄く怖くグロテスクに表現しちゃうと思います。でも、さすがディズニーですね。伊達に世界中のPTAを見方につけていない。その辺の配慮には敬服しました。

 全体通してとても面白かったけれど、本を読んだ時のあのずしりと重たい感覚は映画ではやっぱり味わえないですね。ナルニアは楽しい物語ですが、楽しいだけじゃないので映画を見て感動した人は、是非本も読んでほしいと願います。

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