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November 26, 2006

怪盗クロネコ団のあまい罠

 以前紹介した 怪盗クロネコ団あらわる の続編です。前作で失業中だったオサムさんは本屋の店員として仕事に就いてますが、本屋は暇なので相変わらず忙しい奥さんに代わって家事をこないています。オサムさんの目下のたのしみは かもめ印のケチャップ についているクーポン券を集めて 四葉のクローバーの種セット を貰うこと。あと3枚集まると四葉のクローバーが貰えるのです。

 そんなある日 手前右はしのアップルパイに限りクーポン券3枚プレゼント なんていう可笑しなチラシにだまされてオサムさん近所のコンビにへアップルパイを買いに行きます。アップルパイを買ったところで勿論ケチャップのクーポン券なんてついてきません。しぶしぶ家に帰ったオサムさん、招かれざる客がやってきます。ひとり(?)はクロネコ団のくろ猫。もう一組はなにやら怪しい二人組。ひとりはスキンヘッドの大男、もう一人は白いスーツにサングラスをかけた、いかにもその筋の人たち。

 オサムさんが行ったコンビニは実は人目を欺く闇取引の現場でオサムさんの食べた 最前列右はしのアップルパイ の中に ビーナスのダイヤ が入っていたとか・・・アップルパイを食べてしまったオサムさん、悪い組織に拉致されてしまいます。さあ、上手く逃げ出すことができるのでしょうか。

 今回キーワードになる ビーナスのダイヤ にまつわる 黄金のりんごの木の伝説。 悪者の語る話とクロネコ団のくろ猫が語る話、それからコンビ二の女の子が語る話、それぞれ少しずつ異なるのです。伝説というのは伝言ゲームみたいに話されていくはしから変わっていくものなんだとくろ猫は言います。このくろ猫は前作で出てきた ミスタ・クロネコ とは違うようですが、なんか「セロ弾きのゴーシュ」に出てくるネコみたいでことば巧みで抜け目なく、ちょっとカンに触るなかなか味のあるキャラクターです。

 最後にクロネコ団は目当てのものを手に入れたようなんですが、オサムさん今回もいいように利用されただけで
終わってしまいました。前作で気になったメイドさんの謎は解けませんでした。本編でも ビーナスのダイヤがどのようにクロネコ団の手に渡ったのかはオサムさんの推測でしか書かれていないので、ちょっとその辺がすっきりしない。とにかくオサムさんよりクロネコ団のほうが一枚も二枚も上手といいことだけは確かなようです。

 出版された当初はこの続きが刊行される予定だったようですが、未だ刊行されてません。続きがあれば是非読みたいので、岡田さん、オサムさんのその後書いてくれませんか?

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November 17, 2006

Gaspard et Lisa au Japon

Gaspard et Lisa au Japon

 ガスパールとリサがやってきた、ヤアヤアヤア!って気分です。
22作目にしていよいよ日本上陸です。なんだかほんとうに二人が日本へ来てくれたみたいで、とっても嬉しい。

 リサ一家とガスパールは日本へやってきました。ガスパールはよくリサ一家といっしょにいろんなところへ出かけてますが、日本まで連れてきてくれるなんてリサの家はお金持ちですね。それとも日本の某パン会社が招待してくれたのかしら?

 一行が観光した処はどうやら京都のようです。外国の人からみた最も日本的な日本はやはり京都なんでしょうね。シャワー付きトイレにはしゃいだり、箸の使い方に奮闘したり、畳の部屋の布団を喜んだりと日本を堪能します。リサたちを案内してくれるフクシマさんという方が白いシャツに黒いズボン、めがねをかけてデジカメを手にした絵に描いたような日本人なのも面白いです。

 日本人なら誰でも修学旅行などで一度は行ったであろう名所がいくつか出てきて、ご当地ならではの楽しみ方ができます。

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November 15, 2006

ねことらくん~正義の味方のおまじない

 この本、確か廃刊になったと思ってましたが復刻したのでしょうか?表紙のねこの絵がなんとも可愛らしいです。そらいろのたね を彷彿させる ぐり・ぐらシスターズの絵本です。それもそのはず、このお話の主役の男の子 ゆうじ くんっていうんですよ。同一人物かどうかは定かではありませんが。

 ある日ひょっこりゆうじの部屋にやってきたねことら。ただのねこじゃなくてねことらだから強いんですって。ゆうじのおもちゃに興味をもったねことらはお互いに成り代わろうと提案。ねことらゆうじになってお家でおもちゃで遊び、ゆうじねことらなることに・・・

 自分のベストとねことらのしっぽを交換したゆうじは なんだかちょっと強くなった気分。風船が高い木の枝にひっかかって取れなくて困っている女の子のために、木登りして風船を取ってあげたり、おばあさんの重たい荷物を持ってあげたり。正義の味方みたいにみんなのためにがんばります。

 ふろしきをスーパーマンのマントにみたてた昔から、子ども達は何かを身に着けることで自分が違うものになった気分を味わいます。ある時はライダー・ベルトだったり、ある時はセーラームーンの杖だったり・・・

 もしかしたらゆうじだってねこのしっぽがなかったら木に登れなかったかもしれません。ちょっとしたきっかけ=おまじない でその気になってやる気になって、少しずついろんなことを克服していくんでしょうね。でも、ゆうじくん、強くなって乱暴になるんじゃなくて、やさしいヒーローになるところがいいですね。


 

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