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December 09, 2005

RUNAWAY BUNNY

 “GOOD NIGHT MOON”と同じMargaret Wise Brown と Clement Hurd のコンビによる絵本です。日本語を読んでから記事を書こうと思っていたのですが、なかなか日本語版に出会えません。まあ、難しい英語じゃないので洋書だけでもじゅうぶん楽しめますが・・・

 子ウサギは遠くへ行ってしまいたくなります。おかあさんのいないところへ・・・すかさずおかあさんウサギは
 「それならママは追いかけるわ、あなたは私の可愛い坊やだから」ときりかえします。
すると子ウサギは「ママが追いかけてくるなら、ボクはおさかなになって遠くへ泳いで行っちゃうよ」
今度はおかあさんウサギが「あなたがおさかなになるなら、ママは漁師になってあなたを捕まえるわ」

         じゃあ、ボクは・・・・・になる
         だったらママは・・・・になる

 母と子の他愛もないことばの掛け合いです。ある時期の子どもって、しつこいくらいにこんなことばのやり取りを求めてきます。疲れている時これをやられると結構しんどいですが、余裕のある時はなんとも楽しいひとときになります。あくまでも仮定なので、どんなふうにも話がふくらみます。

 この絵本はカラーとモノクロの絵が交互に繰り返されます。モノクロは子ウサギとおかあさんウサギのことばを表現したもの。そしてカラーはそれを更に色付けして発展させたもの。カラーの頁のありえない想像の絵がなんとも面白く、またどこか母の執念を感じさせもします。

 “GOODNIGHT MOON”の精密な絵と比べるとやや荒削りな感じです。ただ、さすがに同じ作者だけあって空想中の家の壁に“GOODNIGHT MOON”と同じ絵が飾られています。また、“GOODNIGHT MOON”の家の壁にも、この話のサカナになった子ウサギと漁師になったおかあさんウサギの絵が飾られています。


 
 

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Comments

今日、やっと”GOODNIGHT MOON"を手に入れました。
心が落ち着く絵本ですね。
闇は、子供にとっては、特に怖いものです。
その中で、
灯りがひとつ、またひとつと消えていくような、
静かに消えゆく感じが、とてもいいですね。
そして、
RUNNAWAY BUNNYの絵もちゃんとありましたね。

Posted by: noel | December 11, 2005 at 11:34 PM

 RUNAWAY BUNNYの中に月を飛び越える牛の絵を発見した時は「あっ!GOODNIGHT MOONと同じ」と感激し、反対にGOODNIGHT MOONに釣りの絵を見つけたときは思わずにんまり。同じ挿絵家ならではのリンク、楽しいですね。「そらいろのたね」にぐりとぐらが出てきたり・・・探してみるともっと他にもあるのかもしれませんね。

Posted by: ぴぐもん | December 12, 2005 at 11:17 PM

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