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December 26, 2005

le noel du loup(狼のクリスマス・プレゼント)

 le_noel_du_loup

 フランス語の専門書店、飯田橋の欧明社で購入しました。絵の感じがなんともユーモラスなのとなんとなく読めそうな文章だったので買ってみたのですが、読んでみていったいどのように理解したらいいのか途方にくれてしまいました。あらすじはこんな風です。

 雪が降ってるクリスマスの夜、お腹をすかせた狼が食べ物を求めてさまよい歩いてました。狼はもう何日も食べていなーのでおそろしくお腹がぺこぺこでした。

 すると枯れ枝の上に小鳥が止まっていました。狼はパクリと一口で食べてしまいました。でも小鳥だけでは空腹は直りません。

 しばらく歩くと雪の中で枯れ木を食べている羊を見つけました。狼は二口でパクリパクリと食べてしまいました。でも、狼の空腹は直りません。

 またしばらく行くと今度は子豚を見つけました。ところが身の危険を察した子豚は逃げ出しました。必死に追う狼。子豚は狼の入れない穴の中に逃げ隠れます。狼は穴の外で待ち伏せしますが、寒さで凍えて今にも死にそうになります。かわいそうに思った子豚は狼のために焚き火を作り暖めてあげます。おかげで狼は助かり子豚にお礼を言います。その直後、パクリパクリパクリと三口で子豚を平らげてしまいます。

 そのあと、狼は激しい腹痛に教われ死んでしまいます。狼の魂は天に上って行きました。そこには小鳥と羊と子豚がいました。みんなで大きなモミの木を囲んでクリスマスを祝いました。

 ベルギーの出版社から出ている本で、どうやら民話のようです。それにしても、なんだかすっきりしない話です。特に子豚のシーン。助けてくれた恩人をその場で食べちゃうとはどういうこと?

 天は人(生物)の上に人(生物)を創らず・・・という訳で喰ったものも喰われたものもあの世ではみんな同じだよ。といいたかったのかしら?
 
 あるいは原題の「狼のクリスマス・プレゼント」という意味から察して、マッチ売りの少女の3本のマッチみたいに死に際の狼に幸福な幻想を(おそらく神様が)プレゼントしてくれたのか?そもそも雪の中に小鳥や羊がいる事の方が不自然なわけで・・・・

 いずれどこかでこの話に出会ったら追求してみようと思います、。

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Comments

ぴぐもんさんは、フランス語をたしなまれるのですね。
うらやましい。

それにしても、この話 やっぱりすっきりしない ような・・・

狼がどういうポジションなのかがわかりませんねぇ。
そういう曖昧なところが、いいのでしょうか。

Posted by: noel | December 26, 2005 at 11:36 PM

たしなまれる・・・なんて程ではないんですよ。せいぜい絵本と料理のレシピを読める程度で。いずれもう少しオトナな本も読めるようになりたいと思ってます。
 友人数人にも話しましたが、やっぱり皆釈然としないといいます。
 今ふっと思ったのですが、狼は人類。小鳥と羊は天の使者。そして子豚はキリストと考えると、なんとなく当てはまれそうな気がしませんか?でも、やっぱり当てこすりですかね。

Posted by: ぴぐもん | December 28, 2005 at 12:54 PM

クリスマスは過ぎてしまいましたが、このお話は気になっていました。
グリムでいうなら、みんな死んじゃったという結末の話(『はつかねずみと小鳥と腸詰め」)の雰囲気がちょっとあるような感じもしますし、やっぱり仲良くしているようで最後は食べちゃう系話(「ねことねずみとお友だち」)のようでもあります。原文を読んでいないので全然違うかもしれませんが、狼がありがたいというのはもしかして、ブタを食べれる上に暖まれるなんてありがたいなんていうニュアンス?などと考えてしまいました。(クリスマスプレゼントとしては嬉しいかも?)
結末、みんなでクリスマスを祝うのはうーん、悩んでしまいますね。でも食べられて死んじゃった動物と食べた動物も死んで行く先は一緒というのは面白い気がしました。クリスマスは誰にでも同じくやってくるということなのかもなどといろいろ考えてしまいました。読んでみたいところですが、フランス語は全くできないので、想像で楽しませて頂きました。

Posted by: kmy | December 30, 2005 at 08:17 PM

kmyさん いつもコメントありがとうございます。
 
 ほんとにこの話は理解に苦しみます。そんなややこしい内容とは裏腹に絵はなんともとぼけた感じでほのぼのしているんですよ。
 
 この本はベルギーだけど、フランスの童謡を聞いてみるとかなり過激な内容をたんたんと楽しそうなメロディーにのせて歌っていたりして不可思議な気分になることがあります。機会があったらネイティブの人の意見を聞いて見たいと思ってます。

 今年もどうぞよろしくお願いします。

Posted by: ぴぐもん | January 03, 2006 at 01:34 AM

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