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July 17, 2005

二年間の休暇~わんぱくブリアンと秀才ドノバン

 「十五少年漂流機」といったほうがなじみがあるかもしれません。ジュ―ル・ヴェルヌ原作のこの本は今ではおじいさんと言われる人たち、昭和初期の少年達が夢中になって読んだと聞いています。当時の日本では相当読まれたそうですが、英米では日本ほど人気はなかったそうです。それというのは主人公の少年がフランス人だったからだと思われます。

 ニュージーランドの寄宿学校の生徒14人。内アメリカ人1人、フランス人2人、残りはイギリス人。そして黒人の小間使い少年1人を含む15人の少年達を乗せた船は無人島へ漂着してしまいます。題名通り島での二年間の生活が綴られています。

 少年達の要となって活躍するのがフランス人、ブリアン。木登りが得意でスポーツ万能の明るく、責任感の強い少年。一方、ブリアンに敵対するのはイギリス人、ドノバン。彼は成績では常に一番なのにみんなが自分よりブリアンにつくのがちょっと面白くない。とうとうブリアン一派は島の反対側に移り住んで、自分達だけの暮らしをはじめる。ところが、双方に共通の敵、海賊の上陸によって2つのグループは力を合わせ、無事帰国するに至ったのです。

 勉強ができるというのは確かに一目置かれますが、スポーツや遊びに長けてる子が人気を博すのは、いつの時代もそう変わらないものですね。

 ジュール・ヴェルヌの物語は空想科学小説の枠に入るという以外は、割と単純明快。ものによっては少々退屈なものもあります。しかし彼の受けている最大の評価は”科学的裏付け”。ウェルズの「タイムマシーン」やスティーブンソンの「ジキルとハイド」のように実現不可能な絵空事ではないのです。科学に明るい人は、どうかその根拠を確かめながら読んでみてください。



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Comments

こんにちは!!
コメントありがとうございます。
正直最初はTBするサイトないかなぁ・・・と思ってみてたのですが、このブログは実は児童書好きの私にはつぼに入りました!

夏休み、沢山本読んで妄想にふけりたいです。
参考にさせていただきます☆

これからも楽しみにしてます!!

Posted by: シゲノ | July 19, 2005 at 10:31 PM

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はい。次は「流学日記」椎名誠による帯付き。「ここに書いてあるものはすべてタカラモノのようなものです。」ガーン・・・。ステキすぎます。私の名言リストにメモメモ・・・・。 行動することの大切さをすごい感じる本です。口ばっかの私にはちょっと耳が痛い本です。でもこの本読んでなければこれからもずっと口だけだった。いろいろ悶々と悩んでしまうようなことが書いてある本です。それはとても良いことです。はい�... [Read More]

Tracked on July 18, 2005 at 05:11 PM

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